複数のApple製デバイスのバッテリーを確認できるMy Batteriesが便利かもしれないので試してみた
ほとんど毎日MacBook 12インチとiPad Pro 10.5インチを持ち歩いています。
そうすると、自宅と職場でそれぞれのデバイスを充電する必要が出てきます。
出かける前に使っている場合はバッテリーの状態が分かっていて良いのですが、慌てて出かけるような場合に嫌な予感がして見てみたらバッテリーが充電されてない…でももう充電する時間もない…というようなことがたまにあります。
手元にある機器で他のデバイスのバッテリーの状態が確認できたらいいのにな、と思っていたところ、それに該当するかもしれないアプリを見かけました。その名も"My Batteries"です。複数形であることに期待が高まります。
iOSアプリは
ちょっと使ってみた感じでは、上に書いた私の欲求を完全に満たすものではなかったものの、補助的には使えそうです。どんな挙動をするのか簡単に紹介したいと思います。
使う準備
そのデバイスのバッテリー状態を見るには、インストール後ログインする必要があります。その後、デバイスに名前を付け、バックグラウンドでの動作(定期的な情報のチェック、バッテリー残量が少ない場合の通知)をさせるかどうか選択します。アカウントを作成?すると登録ありがとう的メールが届きますが、そのメールから何か確認したりといったことは求められません。
どれぐらい情報を正確に取得できるか
一言で言うと、バックグラウンドできちんと動作できている場合は定期的に情報を取得できるようです。以下、簡単にいくつかのケースを見ていきます。
下記は、職場で各デバイスの設定を済ませ、帰宅し、次の日出勤して職場のiMacで各デバイスの情報を見たものです。Macbook Air 13は自宅で使っていて、前日寝る前に充電したまま放置してあったのですが、"21 minutes ago"とあるように情報が更新されています。この後も定期的に更新されていました。一方で、MacBook 12の方は"2 days ago"となっていてぜんぜん情報が更新されていないことが分かります。この差は何なんでしょうか…Macbook Air 13の方は充電していることで深いスリープに入っていないとか?
さてその後、Macbook 12を開きました。しばらくすると…情報が更新されました。開いただけで、キー等一切触っていません。
さて、iPad Proの方もこの日はずっと触っていなかったからかぜんぜん情報が更新されていません。そこでスリープから復帰させ、ロックも解除してみました。ところが…状態はそのままです。その後、My Batteriesを起動させるとすぐに情報が更新されました。おそらく、長時間使っていなかったのでアプリのバックグラウンド動作が止まってしまっていたのではないかと思います(設定のバックグランド動作はちゃんと許可してあります)。その後充電しつつスリープ状態にしてみたのですがこんどはきちんと状態が更新されました。やはりスリープかどうかというよりアプリが起動しているかどうかが重要な感じです。次の日、試しにMacbook Air 13を充電せずに職場に来てみたら、情報が更新されていませんでした。
まとめ
今のところ試してみた感じでは、デバイスがスリープ状態でもアプリがバックグラウンドで動いていればバッテリー情報が更新され、他のデバイスでまとめて確認できるということのようです。一方で、長時間使用していないような場合にアプリが停止してしまうと情報の更新も止まってしまうようです。その場合、再び情報の更新を開始するにはMacだとスリープからの復帰、iPadだとアプリの起動が必要でした。
というわけで、ずっと起動していないデバイスの充電状態を常にチェックできる、という夢のようなアプリではないようなのですが、少し前に使用したデバイスのバッテリーを他のデバイスから確認することは可能なようです。使い方によっては、便利かもしれません。また、私がうまく使えていないだけという可能性も十分あります(どなたか調べて教えて下さい…)。
こういうアプリがあると強制的にアプリをバックグラウンドで動かし続ける設定とか欲しくなりますね。バッテリーに悪影響があるでしょうから本末転倒な感じもしますが…
本当はApple Pencilのバッテリー状態もモニターできるiPadのバッテリーウィジェットでMacbookとかのバッテリーも確認できるのが一番すっきりしていて良いのですけどね。